NHK大河ドラマ「いだてん」に登場する前畑秀子さん。
上白石萌歌さんが演じているということでとても話題になっています。
この前畑秀子さんいったいどんな経歴をお持ちの方なのでしょうか？
プロフィールなどを調べてみましたが、とても凄い方だったようで私も非常に
びっくりしました！
今回の記事ではそんな前畑秀子さんの経歴やプロフィールなどを成績や記録など
を踏まえてまとめてみましたので紹介していきたいと思います！
前畑秀子の経歴とプロフィール
まずは前畑秀子さんのプロフィールについて簡単にご紹介していきたいと思いま
す！
名前：前畑 秀子(まえはた ひでこ)
生年月日：1914年5月20日
年齢：80歳没
出身地：和歌山県伊都郡橋本町
水泳に出会った幼少時代
前畑秀子さんは、和歌山県伊都郡橋本町(現在の橋本市)で父 福太郎さん、母
ミツヱさんとの間に次女として豆腐屋の家系に誕生しました。
ちょうど「第一次世界大戦」が始まった頃でした。
病弱だった前畑さんでしたが、ご両親は元気に育ってほしいと願っていたそうで
す。
その甲斐あってか前畑さんはすくすくと成長し、橋本尋常高等小学校 に入学
します。
もともと幼い頃から両親に近くの紀ノ川に連れて行ってもらっていた前畑さん
は、自然と泳ぎを覚えたのだそうです。
前畑さんはその後、みるみると水泳の才能を開花させていきます。
前畑さんは幼いながらも川で泳ぐうちに、水泳の基礎を体得してしまうだなんて
すごい子だったんですね～
きっとこの頃、ご両親は前畑さんが水泳で大成するとは考えもしなかったのでは
ないでしょうか。
小学校時代には水泳の才能を開花
小学校に入学し、数年も経った頃には紀ノ川で1000ｍを泳ぎ切れるまでになった
そうです。
ところが現在と違って、小学校にプールなどなかった時代です。
前畑さんの才能に気づき始めた当時の先生たちは、なんと紀ノ川に天然のプール
をつくってしまったそうです。
先生たちの熱意もあり、彼らは前畑さんに正しいクロールや平泳ぎなどを教えた
のだとか。
熱心に練習を重ねた前畑さんは水泳大会に出場し、12歳の時に平泳ぎ50ｍでなん
と学童日本記録を樹立しています。
当時の50ｍ平泳ぎの日本記録を作ってしまう前畑さんはかなりの努力家だったん
でしょうね！
ただただひたすら水泳に打ち込み、ひたむきに努力した結果だったに違いありま
せん。
世界に名を知らしめることになった金メダル獲得
高校に進学後も前畑さんは絶え間ない努力を重ねた結果、参加した多くの水泳大
会で次々と自身の記録を塗り替えていったそうです。
16歳で出場した世界各国の水泳選手が集まった「汎太平洋女子オリンピック大
会」では、世界2位という記録をおさめています。
また、「全日本選手権大会」では200ｍ平泳ぎ部門で堂々の第１位を獲得するま
でになっています。
このことが世界に「前畑秀子」の名を知らしめることになりました。
突然人生のどん底に立たされる
順風満帆な選手生活を送っていた前畑さんに、突然の知らせがありました。
それは「母の死」でした。死因は脳うっ血です。
さらに5か月後、前畑さんにさらなる悲劇が襲いました。
脳うっ血による「父の死」です。
1年も経たないうちに前畑さんは両親の死を経験しました。
家業もあり、前畑さんは水泳の道をあきらめざるを得ない状況に追い込まれてい
ったそうです。
悲しみの底にいた前畑秀子に一筋の光が差す
悲しみに暮れていた前畑さんに学校の先生や友人たちが優しく手を差し伸べてく
れたそうです。
その助けが、前畑さんに新たな希望を与えてくれました。
「水泳をもう一度初めてみよう！」この時前畑さんはそう決心したそうです。
気持ちを新たにした前畑さんの快進撃はものすごかったのだとか。
18歳の時に出場したロサンゼルスオリンピックの200ｍ平泳ぎでまたもや日本
新記録を打ち立てました。
悲願の金メダル獲得
19歳、21歳と前畑さんは次々に日本新記録を塗り替えていきます。
そして22歳の時に出場した「 ベルリンオリンピック大会」では200ｍ平泳ぎ部門
で悲願の金メダルを獲得しました！
2位の選手との差はわずか0.6秒だったそうです。
前畑さんも今までの努力が実を結び、感無量だったでしょうね～！
本人は相当嬉しかったのだと想像します。
兵藤正彦との出会い、そして結婚
オリンピックで見事優勝を手にした前畑さんは、後の夫となる 名古屋大学医学
部の助手をしている「兵藤正彦」と出会います。
無事に結婚を迎えることなり、幸せの結婚生活を送っている矢先、夫、兵頭正彦
に軍医の招集がかかります。その頃は「第二次世界大戦」の真っ只中だったから
です。
無事に戦争を終えた後は、夫と平穏な生活を送っていたそうです。
前畑秀子を襲った第二・第三の悲劇、そして復活
それは最愛の「夫の死」でした。死因は奇しくも両親と同じ脳うっ血だったそう
です。第二の悲劇です。
前畑さんはなんとか夫の死を乗り越え、母校椙山女学園の水泳のコーチとしての
道を歩み始めました。
熱心な指導の結果が報われ、生徒たちはみるみと成長していき、中には新記録を
樹立した子もいたようです。
こうして前畑さんは平穏な生活を取り戻していったかに見えました。
69歳の時、前畑さん自身も脳うっ血で倒れます。第三の悲劇でした。
つらいリハビリに耐えながらも、前畑さんは徐々に復活を遂げていきました。
晩年も水泳に打ち込む
闘病しながらも、前畑さんは水泳を忘れることはありませんでした。
脳うっ血で倒れる前から行っていたプール教室などをずっと続けていたのです。
そんな前畑さんの努力が称えられ、「勲三等瑞宝章受章」や日本人女性初となる
「 五輪功労賞 」など多くの賞を受け、80歳でこの世を去りました。
こうして前畑さんの人生を見てみると、生まれてから死ぬまで人生をすべて水泳
に捧げ、熱意を感じるとともに私自身も奮い立たされました！
水泳の日本記録を次々と塗り替えていくという驚愕の成長には感動しかありませ
んね。
まとめ
今回の記事ではNHK大河ドラマ「いだてん」の前畑秀子さんについて経歴やプ
ロフィールをまとめてみました。
波乱万丈の人生を歩みながらも、水泳で成功していく前畑さんの生きざまに心
打たれるものがありました。
「いだてん」で前畑秀子さん役を演じる上白石萌歌さんの演技力にも注目です
ね！
それでは最後までご覧いただきありがとうございました。
関東在住の会社員です。
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